ブルースクリーン: VIDEO

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ブルースクリーン: VIDEO

2024-07-14 08:10| 来源: 网络整理| 查看: 265

Windows10のPCを使用していると「停止コード: VIDEO_TDR_FAILURE」のブルースクリーンエラーが発生して、PCが強制的に再起動するケースがあります。

このエラーが発生すると、失敗した内容には「nvlddmkm.sys / atikmpag.sys / igdkmd64.sys」のいずれかが表示されます。

本記事では、Windows10で「VIDEO_TDR_FAILURE」のブルースクリーンが発生した時の原因と解決方法を紹介します。エラーが頻繁に発生したり、エラーでPCを起動できない場合は参考にしてみてください。

この記事の内容

VIDEO_TDR_FAILUREが発生する原因対処1: グラフィックドライバーをアップデートする対処2: グラフィックドライバーを手動でアップデートする対処3: グラフィックドライバーを再インストールするNVIDIA/AMDのグラフィックカードの場合Intelのグラフィックチップの場合対処4: PCI Expressの電源供給設定を変更する対処5: 休止状態モードを無効化する対処6: 高速スタートアップを無効化する対処7: PCのケース内のファンを掃除する対処8: Intelグラフィックチップを無効化する対処9: Intelのコントロールパネルの設定を変更する対処10: グラフィックドライバーのファイルを手動でコピーする対処11: 電源とスリープの設定を変更する対処12: システムファイルを修復する対処13: グラフィックカードを交換するVIDEO_TDR_FAILUREが発生する原因

VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンエラーは、動画の視聴時やゲームのプレイ中にグラフィックドライバーの応答が停止した際に発生します。

グラフィックドライバーの応答が突然停止する原因としては、主に次のことが考えられます。

グラフィックドライバーの不具合や破損PCI Expressの電源供給設定に問題がある休止状態モードが有効になっている高速スタートアップの機能が有効になっているグラフィックカードやCPUのファンの汚れやオーバークロックによる発熱グラフィックチップの専用コントロールパネルの設定に問題があるグラフィックカードなどのハードウェアの故障

上記のとおり、グラフィックドライバー関連に問題が起きているか、グラフィックカードに熱暴走などの物理的な問題が起きていることが原因となる場合が多いです。

原因ごとの対処方法を紹介していくので、順にVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決しないか検証してみてください。

また、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーが発生した場合、ブルースクリーン画面の「失敗した内容」にエラーの原因となったドライバー名が表示されます。

ドライバー名と対応するメーカーのグラフィックカードは次の通りです。複数のグラフィックカードを搭載している場合は、ドライバー名から問題が起きたグラフィックカードを判断してください。

NVIDIAグラフィックカードの場合: nvlddmkm.sysAMD/ATIグラフィックカードの場合: atikmpag.sysIntelグラフィックチップの場合: igdkmd64.sys補足: PCの起動時にブルースクリーンが発生する場合は、セーフモード(ネットワークを有効)で起動してから対処を行なってください。セーフモードで起動する方法については、次のページを参考にしてください。『セーフモード(セーフブート)の起動・解除方法 – Windows10/11』 対処1: グラフィックドライバーをアップデートする

インストールしているグラフィックドライバーのバージョンに不具合があり、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーの原因になっているケースがあります。

ドライバーの不具合はアップデートで改善することが多いため、最新版にアップデートしてみてください。

グラフィックドライバーのアップデートは次の手順で行います。

「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。「ディスプレイアダプター」のツリーを展開します。「使用しているディスプレイアダプター」を右クリックして「ドライバーの更新」をクリックします。「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。ドライバーが見つかった場合は、指示にしたがって更新します。「このデバイスに最適なドライバーが既にインストールされています」と表示された場合は、「WindowsUpdateで更新されたドライバーを検索する」をクリックして、WindowsUpdateを実行してください。

最新のグラフィックドライバーがインストールできたら、PCを再起動してからVIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンが発生しなくなったか確認してください。

対処2: グラフィックドライバーを手動でアップデートする

NVIDIAやAMDのグラフィックカードを搭載している場合は、グラフィックドライバーを手動で最新のバージョンにアップデートすることで、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンエラーを解決できる可能性があります。

手動でグラフィックドライバーをアップデートするには、公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールします。具体的な手順は、次の通りです。

GPUのメーカー公式サイトのドライバダウンロードページにアクセスします。参考:

NVIDIAの公式ドライバー配布ページ

参考:

AMDのドライバー&サポート

使用しているグラフィックカードの型番を選択し、最新のドライバーをダウンロードします。ダウンロードしたドライバーのインストーラーファイルをダブルクリックして起動します。インストールウィザードに従ってドライバーをインストールします。NVIDIAのグラフィックカードでクリーンインストールの確認が表示された場合は、クリーンインストールを選択してください。対処3: グラフィックドライバーを再インストールする

グラフィックドライバーが既に最新バージョンの場合は、ドライバーの再インストールを行うことでVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決する可能性があります。

そのため、次の方法でグラフィックドライバーの再インストールを行ってください。

NVIDIA/AMDのグラフィックカードの場合

NVIDIA/AMDのグラフィックカードの場合は、通常の手順でアンインストールを行うと不要なレジストリなどのデータが残って再インストールが正常にできないケースがあります。

そのため、次の手順でアンインストールツールを使って再インストールを行なってください。

『Display Driver Uninstallerの公式ページ』にアクセスします。「Software – Display Driver Uninstaller (DDU) バージョン番号 Released.」のリンクをクリックして、最新のプログラムをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開き、「Extract」をクリックしてファイルを展開します。Windows10をセーフモードで起動します。セーフモードで起動する方法は『セーフモード(セーフブート)の起動・解除方法 – Windows10/11』を参考にしてください。Windowsをセーフモードで起動できたら、展開先のフォルダ内にある「Display Driver Uninstaller.exe」を起動します。右上のプルダウンから、「現在使用しているGPUメーカー(NVIDIAまたはAMD)」を選択します。「削除して再起動」をクリックします。PCが再起動できたら、『対処1: グラフィックドライバーをアップデートする』と同じ手順で最新のグラフィックドライバーをインストールします。関連:

GeForce/Radeonのグラフィックドライバーを完全アンインストールする方法

Intelのグラフィックチップの場合「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。「ディスプレイアダプター」のツリーを展開します。「使用しているディスプレイアダプター」を右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリックします。確認ダイアログが表示されたら「このドライバーソフトウェアを削除します」にチェックを入れて「アンインストール」をクリックします。PCを再起動するとドライバーが自動で再インストールされます。関連:

Windows10でIntel系のグラフィックドライバーの更新と再インストール手順

グラフィックドライバーの再インストールが完了したら、再びVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが出ないか検証してください。改善しない場合は次に進みましょう。

対処4: PCI Expressの電源供給設定を変更する

グラフィックカードの電源供給の設定に問題があり、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンエラーが発生しているケースがあります。

そのため、PCI Expressの電源管理の設定を変更することでエラーが解決する可能性があります。PCI Expressの電源管理の設定を変更するには、次の手順で操作してください。

「Windowsマーク」を右クリックして「電源オプション」を選択します。右ペインで関連設定の項目にある「電源の追加設定」をクリックします。現在使用している電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。「詳細な電源設定の変更」をクリックします。「PCI Express」→「リンク状態の電源管理」の順にツリーを展開します。バッテリ駆動、電源に接続をそれぞれクリックして「オフ」に変更します。「OK」をクリックして設定を保存します。PCを再起動して電源設定を反映します。

電源設定を変更してPCが再起動したら、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーが発生しなくなったか確認してください。

対処5: 休止状態モードを無効化する

Windows10の休止状態モード(ハイバネーション)の機能が原因で、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンが発生するケースがあります。

休止状態モードは、スリープよりも消費電力を抑えられて素早く復帰できる電源関連の機能です。この機能がグラフィックドライバーの動作に影響する場合があります。

そのため、次の手順で休止状態モードを無効化してVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決しないか確認してください。

「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。次のコマンドを入力してEnterキーで実行します。powercfg -h offコマンドが実行できたらPowerShellのウィンドウを閉じます。関連:

Hiberfil.sysとは?削除・場所の移動・容量の縮小方法 – Windows10

関連:

シャットダウン設定に高速スタートアップと休止状態が表示されない時の対処

対処6: 高速スタートアップを無効化する

Windowsの高速スタートアップの機能が原因で、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンエラーが出るケースがあります。

高速スタートアップはWindowsの起動時間を短縮するための機能ですが、ドライバー関連に問題が発生することが多いです。

そのため、高速スタートアップを無効化してVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決しないか確認してください。高速スタートアップを無効化する手順は次の通りです。

「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。Windowsの設定が開いたら「システム」をクリックします。左メニューより、「電源とスリープ」をクリックします。画面右側に「電源とスリープ」の設定項目一覧が表示されたら、「関連設定」の下にある「電源の追加設定」をクリックします。コントロールパネルウィンドウが開きます。ウィンドウの左上にある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」画面が表示されます。画面上部に表示されている「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。「シャットダウン設定」の下にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。画面下部にある「変更の保存」をクリックして設定を保存します。関連:

Windows10の高速スタートアップの無効方法【デメリット・できない時の対処も】

対処7: PCのケース内のファンを掃除する

グラフィックカードやCPUの冷却用ファン、放熱フィンにほこりが付着して汚れていると、PCケース内の温度が上がって熱暴走に陥る場合があります。

ケース内の過熱はVIDEO_TDR_FAILUREエラーの原因となります。そのため、ケース内部の状態を確認して、ファンやフィン、フィルターを一通り掃除してほこりを取り除いてみてください。

また、ケース内部の掃除と同時にファンが正常に稼働しているかも確認してください。動作していない場合は、ファンの故障が疑われるため交換を行なってください。

対処8: Intelグラフィックチップを無効化する

NVIDIAやAMDのグラフィックカードを増設している場合は、Intelの内臓グラフィックチップのドライバーが原因になっているケースがあります。

グラフィックカードを増設しているPCでは、基本的にIntelの内蔵グラフィックを使用しません。

そのため、Intelのグラフィックチップを無効化してVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決しないか確認してみてください。

「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を起動します。「ディスプレイアダプタ」のツリーを展開します。「Intelのグラフィックチップのドライバー名」を右クリックして「デバイスを無効にする」を選択します。Intel(R) HD Graphicsなど搭載しているチップセットによって名称が異なります。

Intelのグラフィックチップを無効化できたら、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーが発生しないか様子をみてください。

対処9: Intelのコントロールパネルの設定を変更する

Intelのグラフィックチップを搭載している場合は、専用のグラフィックコントロールパネルの設定を変更することで、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーを解決できる可能性があります。

Intelのグラフィックコントロールパネルの設定を変更するには、次の手順で操作します。

「Windowsマーク」をクリックして一覧から「インテルHDグラフィックス・コントロールパネル」を開きます。デスクトップ画面の何もない場所で右クリックして「グラフィックス・プロパティ」から開くこともできます。「3D」のメニューをクリックして、次の設定を変更します。アプリケーション最適モード: 有効マルチサンプル・アンチエイリアシング: アプリケーション設定の使用コンサバティブ・モーフォロジカル・アンチエイリアシング: オフ一般設定: バランスモード左上の矢印アイコンをクリックしてコントロールパネルのトップに戻ります。「ビデオ」のメニューをクリックして、左ペインで「色調整」をクリックします。「入力範囲」を「アプリケーションのデフォルト設定の使用」に変更します。「プロファイルを保存」をクリックします。

設定が変更できたらPCを再起動して、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンが発生しなくなったか確認してください。

対処10: グラフィックドライバーのファイルを手動でコピーする

VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーン画面に表示されているグラフィックドライバー(.sys)を手動で置換することで、エラーを解決できる可能性があります。

この方法は、nvlddmkm.sysとatikmpag.sysのドライバーに問題がある場合のみ有効です。

グラフィックドライバーのファイルを手動で置換するには、次の手順で操作します。

GPUのメーカー公式サイトから最新のドライバーファイルをダウンロードしてインストールします。インストールする手順は、『対処2: グラフィックドライバーを手動でアップデートする』と同じです。「Windowsマーク」を右クリックして「エクスプローラー」を起動し、次のフォルダを開きます。C:\Windows\System32\drivers一覧からブルースクリーンの「失敗した内容」に表示されたドライバーファイル(nvlddmkm.sysまたはatikmpag.sys)を右クリックして「名前の変更」を選択します。ファイル名の最後に「.old」を追加して変更を確定します。例: nvlddmkm.sys.old、atikmpag.sys.oldなど「エクスプローラー」で最新ドライバーがあるフォルダを開きます。nvlddmkm.sysの場合: C:\NVIDIAatikmpag.sysの場合: C:\ATI名前を変更したファイルと同名で拡張子が「.sy_」のファイルを右クリックして「コピー」します。nvlddmkm.sysの場合は「nvlddmkm.sy_」、atikmpag.sysの場合は「atikmpag.sy_」デスクトップの何もない場所で右クリックして「貼り付け」を選択してドライバーをコピーします。タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索候補の一覧で「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。次のコマンドを入力してEnterキーで実行します。chdir desktop次のコマンドを入力してEnterキーで実行します。#nvlddmkm.sysの場合 expand.exe nvlddmkm.sy_ nvlddmkm.sys #atikmdag.sysの場合 expand.exe atikmdag.sy_ atikmdag.sysデスクトップにnvlddmkm.sys、もしくはatikmdag.sysが生成されます。生成されたファイルを「C:\Windows\System32\drivers」内にドラッグして置換します。ドライバーファイルを置換できたら、PCを再起動します。

以上の手順で、ドライバーファイルを手動で置換することができます。PCが再起動できたら、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンが解決したか検証してください。

対処11: 電源とスリープの設定を変更する

ディスプレイの電源をオフにする設定とスリープの設定を無効にすることで、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーを解決できる可能性があります。

ただし、ディスプレイの電源設定やスリープを無効化するとPCの消費電力が上がる点に注意してください。

ディスプレイの電源をオフにする設定とスリープの設定を無効化するには、次の手順で操作します。

「Windowsマーク」を右クリックして「電源オプション」を選択します。電源とスリープの設定が開いたら、右ペインで「画面」と「スリープ」の時間を「なし」に変更します。電源に接続時の設定を変更してください。バッテリー駆動時を「なし」に変更するとバッテリー持ちが悪くなります。

設定が変更できたら、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決したか確認してください。

対処12: システムファイルを修復する

Windowsのシステムファイルが破損・欠損していることが原因で、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンが発生しているケースがあります。

そのため、システムファイルの修復を実行して、問題が解決しないか確認してみてください。システムファイルの修復を実行するには、次の手順で操作します。

「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」を選択して起動します。以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthプロセスが完了したら、続いて以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。sfc /scannowコマンドの処理が完了したらPowerShellを閉じます。関連:

Windows10/11の破損したシステムファイルを修復する方法【できない場合も】

システムファイルを修復できた場合は、一度PCを再起動してください。再起動後にVIDEO_TDR_FAILUREのエラーが解決したか確認します。

対処13: グラフィックカードを交換する

ここまでの対処法を試してもエラーが改善しない場合は、グラフィックカードやチップセットのハードウェア自体に不具合があったり、故障しているケースが考えられます。

そのため、新しいグラフィックカードに交換することを検討してください。

参考: 『Amazon - 人気のグラフィックボード』

グラフィックカードを交換できたら、『対処2: グラフィックドライバーを手動でアップデートする』と同じ手順で、最新のグラフィックドライバーをインストールしてください。

グラフィックカードを交換してドライバーをインストールできたら、VIDEO_TDR_FAILUREのエラーが再発しない確認してください。

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